花粉症は食生活で予防する

花粉症はアレルギー症状のひとつですから、体質改善で予防できる可能性があります。
医食同源と言われるように、体質を決める大きな要素は食事内容です。
食事内容の改善で、免疫機能を正常に保ち、花粉症の症状をやわらげることが期待できます。

花粉症は、免疫機能が正常とは言えない状況になるために起こります。
本来は外敵から体を守るはずの免疫細胞の暴走により、アレルギー反応が起きて、花粉症が引き起こされるようです。
この症状を抑えるのに役立つと見られているのが、DHAです。
DHAは、油の中の、オメガ3系脂質に該当します。
マーガリンや精製油は、オメガ6系脂質となります。

現代の食生活では、オメガ6系脂質の摂取量が過剰になりやすく、オメガ3系脂質は不足しがちです。
この不均衡によって、アレルギーが起きると考える向きもあります。
また、もともとオメガ3系脂質には抗炎症効果があり、オメガ6系脂質は炎症を引き起こす作用があります。
そのため、揚げ物などを多食し、オメガ6系脂質を摂り過ぎる生活をしていると、アレルギーが引き起こされやすくなり、花粉症の症状悪化につながるようです。

油は人間の体に必要なものですが、オメガ6系脂質に傾き過ぎた状況は是正することが望まれます。
オメガ3系脂質であるDHAをふんだんに摂って、その抗炎症作用によってアレルギー体質を改善することを目指したいものです。

また、腸内環境が悪化すると、悪い物質が体内に吸収されやすくなり、アレルギー症状の悪化につながるとも考えられています。
腸内環境を改善する働きのある乳酸菌を摂取するのも、花粉症予防のために効果があると見られます。
乳酸菌は、日本人の昔ながらの食生活で、ふんだんに摂取可能だったものです。
食生活の変化で、日本人にも身近であった乳酸菌が摂りづらくなっており、昔ながらの日本食を見直すことが、求められています。

活性酸素を除去するビタミン類を摂ることも、花粉症改善につながるとされています。

食生活の改善で花粉症に対する免疫はつく?

食生活の改善で、花粉症が改善できると考える専門医は数多く存在します。
花粉症患者がこれほど多い現実がある以上、依然として決め手となるような治療方法は確立していないと言えます。

さまざまな専門医が、諸説発表し、いろいろな考えが唱えられています。
花粉症治療の専門医には、患者に食生活の改善を指導する例が多いです。
やはり、野菜を多く摂取し、ポリフェノールやビタミン類を多く摂るように勧めるのが一般的です。

花粉症は、戦後に針葉樹を植林したことで起きたと言われており、確かにそのことも原因となっているでしょうが、食生活の変化によってそれが加速されたと考える医学者も少なくありません。
日本人は、マグネシウムを多く含む塩を摂取してきましたが、1971年からマグネシウムを取り除いた塩を使用するようになり、マグネシウム不足になりがちになったことが花粉症の増加につながっているとも考えられています。

ポリフェノールやビタミン類は、活性酸素を除去する働きがあります。
活性酸素は、生体を攻撃する困った物質です。
それを除去する働きのある成分を、食事から摂るというのは、リーズナブルな方法と言えるでしょう。

花粉症の患者の血液検査では、IgE抗体の値が高いことはよく知られているところです。
花粉症の治療を続けていく中で、定期的に血液検査をし、このIgE抗体の値が下がってきているかどうかを調べます。
IgE抗体は、花粉が体内に入ると増えてきます。

近年、マグネシウムに、このIgE抗体の増加を抑える作用があると唱える医学者が増えており、そのため、マグネシウムに注目が集まっているようです。
マグネシウムを多く含む食品を努めて摂取することで、花粉症の症状を抑えられる可能性があります。